映画で感動する!
映画を評価するということ、感想を書くということ
これから私は、古い映画から最近の映画まで、これは観ておく価値があると言う映画を、少しずつ書いていきたいな、と思っています。
でも、その基準がないと、なかなか点数を付けられても良く分からない部分が有って。
そこで、最高に面白い映画を100点満点として、最悪な映画が0点とする、もちろん標準的な映画は50点となる。
あとは、映画って観る人の人生の鏡だから、私がどんな人生を送って来て価値観を持っているか?
それは、なんとなく感想を読んでみて、自分の目で確かめて(映画を観て)みて、「近い感じがする」とか「なんか違うな」とかある訳で、「近い感じ」と思ったら、きっと私が進める作品は楽しんでもらえるんだと思う。
判りやすいところで言えば、おすぎとピーコ(敬称略)の映画の感想に納得する人なら、二人が面白いと言う映画を見に行けばハズレは少なくなるし、LiLiCo(敬称略)が「王様のブランチ」で薦めた映画が面白かったと思えば、次も観に行けば良いと思う。
で、私なりに映画の要素を分解して、それぞれの重みを点数化してみたのが以下の通り。 一つの基準になるかな?と思ったりして。
その映画に込められたテーマが重要に思うのは、もちろん私の考え方で、そもそもテーマなんてエンターテイメントに必要ない、と言う人もいるかもしれない。
私個人は、テーマが映画の向かっている方向で、作り手の強い意志が映画の推進力だと思う。
機関車の向かっている方向と、その強い蒸気機関とか、脚本はレールとか・・・
① テーマが有るか?共感できるか? |
きっと、これは好みの問題だと思う、単に好き嫌いだと思う。
作り手のメッセージであり、観客に何を伝えたいか?それが伝わってきたか?と言う点になる、そして「何故、今なのか?」と言う時代性も重要なのかもしれない。
② 作り手の強い意思を感じるか? |
監督やスタッフの思いが伝わってくるか? これは①と同じことになってしまうのかもしれないけど、強弱の問題で、強ければ強いほど、点数が上がる部分でもある。
③ 俳優の意思や演技力が伝わるか? |
その作品に出る、と言う思いは選ぶ側も出演して演技をする側も一緒。
俳優の作品に対する思い入れが感じ取れたり、そして演技として上手さやオーラを感じ取れたりするか?で評価。
④ 映画らしい楽しさが備わっているか? |
本ではなくて、音楽でもなくて、テレビでもなくて、映画であることの意味、大画面で観る価値が有るか?映画館で観る価値が有るか?
あっ、たまにはTVシリーズも書くことは有ると思いますが。
⑤ エンターテイメント性 |
映画は芸術である!と言うのは簡単だけど、人に見せるものである以上、エンターテイメントでなくてはいけない、独りのマスターベーションだと、スタッフやお金を掛けた意味が見いだせない。
⑥ 演出が素晴らしいか? |
一般の人は、映画は「俳優で見る」と言うのが普通の気がする、有名なタレントが出てるか?「ジャニーズの◯◯◯さんが出てる」「AKBの◯◯◯さんが出てる」と言ったもの。
でもちょっと映画通ぶりたければ、やっぱり映画は監督で選ぶもの。
制作現場は監督が仕切って、俳優の演技の良し悪し(OK出し)も監督が決める訳だしね。
だから監督の演出の良し悪しって、結構大事だったり、観る人の好みが出たりするところ。
⑦ 脚本が素晴らしいか? |
映画の画面で起きていることは、脚本に書かれていること。
原作が有っても、オリジナルで有っても、脚本に書かれていることが映像になる。
物語が面白いかどうかは、この脚本の出来次第。
⑧何度も見たくなるか? |
凄い感動した映画でも、しばらく観たくない映画も有ったりする。逆に傑作じゃないけど、何度でも観たくなる作品もある。
と、ここまで書いて、映画のライターをやっていますが、評論家ではないですし、書くのはどちらかと言うと感想になります。
そして、どんな人だったら楽しめるか?その辺も書いていこうと思っています。
ちなみに、私は何でも見ます、ジャンルもあまり問いません、若い頃はスプラッター、ホラーも見たけど、最近は怖いものはあまりみません、なのでジャパニーズ・ホラーの紹介はないと思います、黒沢清監督とかの怖いのも、ないと思います。
あっ、元々は洋画ばかり見ていたのですが、自分でも映画を作るようになって邦画も見るようになりました。
邦画の方がテーマが近かったり、身近に感じるものが有ったり、でも映画としてのエンターテイメント性や映画らしさ、と言う点ではハリウッド映画の方が上の作品が多いのも確か。
チャップリンは私の映画の原点でも有るので、古い作品から最近劇場公開したものまで、モノクロ、サイレントから雑多です。 それでは「観て欲しい映画」を紹介していきます。