映画『暗黒女子』
わたし以外、
幸せになるのは、
許さない。
あなたの予測をすべてブチ壊す
驚愕のラスト24分
イヤミスの傑作!「全員悪女×ダマし合い」裏切り!エンターテインメント
2017年4月1日(土)エイプリルフール全国公開!
イントロダクション
今、話題の若手女優たちが集結!ということで、事前情報なしに「女の子たち」を観に行こう!
もうネタバラシとしか言いようのないコピー「驚愕のラスト24分」は確かに意外な展開の連続。
暗黒女子とは―キラキラと美しい表の顔とは別に、恐るべき裏の顔を持つ<女の子>のこと。
全員悪女・嘘つき・ダマし合い―全てが逆転する圧巻の<結末>も見もの。
そして読んでイヤな気持ちになる最悪の結末だが、後味が悪ければ悪いほど“クセ”になってしまう魅惑のミステリー――それが<イヤミス>。
何の知識もなく見ていくと、予想外の展開に何となく、次はこうなるのでは?と予想ができてくるが、本当にその読みがラストにヒックリ返されて、後味が悪い!
でも、演じる彼女たちが可憐過ぎて、それもまた面白い。
清水富美加と飯豊まりえの魅力、全開!
最近、テレビや映画、CMでよく見かけるなぁ~という若手女優の魅力が全開。
それでも主演の二人、清水富美加と飯豊まりえの二人が圧巻。
終始、妖しい雰囲気を醸し出す清水富美加は、私が試写で見た直後に驚愕の引退劇!なんかもう、作品と共にビックリ!
虫も殺せない表情で残酷なことができる、みたいな今回の役どころを見事に演じてるのを見ると、これからの・・・を期待していたけど、この作品で見納めかもしれないので、絶対に見たほうが良い。
天使と悪魔を演じきる飯豊まりえも魅力的、そして女の顔を見せる表情も少女から女への変化を見事に演じていた、と言うか、本人がまさに真っ只中。
彼女たちと赤丸急上昇中の若手俳優・千葉雄大の競演。
彼女たちを楽しむもよし、ラストのどんでん返しに騙されるもいいかも~
私的『暗黒女子』
① テーマが有るか?共感できるか?
作品のコピーにあるように、思春期の女の子たちの「自分以外の子が幸せになるは許せない!」のまんま、たった一度しかない青春の1ページを自分の最高にしたい、そんな乙女心を描いている。
もちろんミステリーだから、そこを上手く逆手にとった作品。
異性との恋愛よりも、同性の愉しみのほうが大切な訳。
② 俳優の意思や演技力が伝わるか?
清水富美加と飯豊まりえを楽しみましょう~
いや、アノ件の前ですからね見たのは、邪念はありません(笑)清水富美加って本当に色っぽく妖しい役をうまく演じるなぁ~って感心。
でも個人的には、飯豊まりえの前半後半そしてラストの変化が良かった。
もちろん、他の女優さんたちも、見せ場があって面白い、作品の個性に上手く合っている。
③ 映画らしい楽しさが備わっているか?
この手のサスペンスは、映画でイッキ見が◎
ということで、エンディングの驚愕ぶりも含めて、テレビじゃなくて映画で見たい作品。
④ エンターテインメント性
ヒッチコックが何故サスペンスばかりを撮るのか?そして何故美女ばかりをいじめるのか?
ある意味、サスペンスと美女(美少女たち)はエンターテインメントの基本かもしれない。
にしても、こんなにカワイイ女性とばかりの学園ってあるのか?千葉雄大(演じる先生)じゃなくとも、それゃぁ~手を出す・・・
⑤ 脚本が素晴らしいか?
原作もの、登場人物が物語を語る、それがそれぞれの視点で物語を進行させて行く、映画『告白』(の原作といった方がよいか)の手法がここでも使われている。
そう言えば、『お嬢さん』も同じ手法。
そして、予想外の展開になれたところで、更に予想外の結末に転んで行くところは見ごたえがある。
⑥ 何度も見たくなるか?
最近の日本映画では『イニシエーション・ラブ』のように、2度は見て確認したくなる。
サスペンスとしてのドキドキ感は味わえるのも、間をおいて見ると面白いかも。
それと、彼女たちの成長の過程として、またしばらくしたら見たくなるような感じ。
映画『暗黒女子』のデータ
上映時間■105分
製作国■日本
公開情報■劇場公開(東映/ショウゲート)
初公開年月■2017.4.1.
出演■清水富美加/飯豊まりえ/清野菜名/玉城ティナ/小島梨里杏/平祐奈/升毅/千葉雄大
監督■耶雲哉治
脚本■岡田麿里
音楽■山下宏明
主題歌■Charisma.com「#hashdark」(ワーナーミュージック・ジャパン)
制作プロダクション■ROBOT
原作■秋吉理香子『暗黒女子』(双葉文庫)
コピーライト■© 2017「暗黒女子」製作委員会 © 秋吉理香子/双葉社
【作品紹介】
あなたの予測をすべてブチ壊す 驚愕のラスト24分! 学園一の美少女を殺したのは誰?
イヤミスの傑作!「全員悪女×ダマし合い」裏切り!エンターテインメント学園のカリスマ“白石いつみ”の謎の死――「この中の誰かが彼女を殺した。」
セレブ女子高生たちが通う、聖母マリア女子高等学院。ある日、学院の経営者の娘で、全校生徒の憧れの的だった〈白石いつみ〉が謎の死を遂げる。校舎の屋上から落下したのだが、自殺か他殺か、事故なのかもわからない。やがて、いつみが主宰していた文学サークルの誰かが彼女を殺したという噂が立つ。
いつみの親友だった澄川小百合がサークルの会長を引き継ぎ、部員が自作の物語を朗読する定例会を開催する。今回のテーマは、「いつみの死」。それぞれを“犯人”と告発する作品が発表されていく。
物語は5つ、動機と結末も5つ──果たして真実はあるのか?イヤミス界の新時代を切りひらく、“裏切り”エンターテインメント!
読んでイヤな気持ちになる最悪の結末だが、後味が悪ければ悪いほど“クセ”になってしまう魅惑のミステリー――<イヤミス>。今や一大人気ジャンルとなったイヤミス界に新たな旋風を起こし、発売直後から「この結末には完全にヤラレた」と中毒者が続出した、秋吉理香子の小説「暗黒女子」が、ついに映画化。
物語が進むにつれて、事件の真相だけでなく、登場人物全員の<黒い秘密>も暴かれていく。美しすぎる女子たちの抱えた<まぶしい暗黒>が解き放たれる時、衝撃と陶酔が一つになる密室ミステリー。5つの告発の果て、史上最悪のラストには、あなたも完膚なきまでにダマされる――!© 2017「暗黒女子」製作委員会 © 秋吉理香子/双葉社