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宇宙人だった?! スピルバーグ監督作品 ベスト+【王様のブランチ】トップ10

私のスピルバーグ・ベスト11+2

もちろん、私の好みで選ぶとかなり違うベスト10になると思います。

それでは早速、下の順位から発表します!

第11位 『JAWS/ジョーズ』 (1975) JAWS

海洋パニック映画の走り、ジョーズ自体もシリーズ化されたし、似たような作品も多数作られた。
その元となった作品で、演出方法も真似られ、また人間の都合で騒ぎが大きくなるなど、物語作りの定番に。
『ポセイドン・アドベンチャー』『タワーリング・インフェルノ』と続いたパニック物だが、前2作品は群像劇なのに大して、こちらはあくまでサメ対人間(3人)の対決。

音楽の使い方が見事で、あの音楽を聞くだけで再びサメが迫ってくる雰囲気を感じさせてくれる。
そして海中からのサメの視点を想起させる演出も含めて、作品の完成度の高さを感じさせる。

流石に今見るとVFXが今ほど発達してなかったため、ロボットのサメが陳腐(撮影では故障して大変だったらしい)であったりはするのは時代を感じさせる。

監督■スティーヴン・スピルバーグ
原作■ピーター・ベンチリー
撮影■ビル・バトラー
美術■ジョセフ・アルヴス・Jr
音楽■ジョン・ウィリアムズ
出演■ロイ・シャイダー/ロバート・ショウ/リチャード・ドレイファス
上映時間■124分
製作国■アメリカ

第10位 『マイノリティ・リポート』 (2002) MINORITY REPORT

「ブレードランナー」や「トータル・リコール」の原作者フィリップ・K・ディックの短編小説の映画化で、VFXはILMが担当、映像としても当時最先端、しかも主演に大スターのトム・クルーズを起用と話題作、その分、賛否が有った作品のような気がするけど。

近未来2054年(30年後に実現するのかな?)に犯罪防止のために予知能力を使って、事前に察知して犯罪者を捕まえると言うお話、最近、色んなところで聞くような物語だけど、それの基になったお話。
その予知で、捕まえる側の主人公が殺人を犯すと予知が出てしまい、自分の無実を証明する必要が・・・

ディックの世界観は意外?と哲学的で、未来と過去、そして現在とは?と言うテーマに基づく。
実際、現在しか存在せず、過去は変えられないし、未来は現在の積み上げ(どこに向かうか判らない延長にある)でしかない、と考えれば深くハマるところだけど、スピルバーグ監督は明快に見せる・楽しませる、と言うことに徹しているところが判りやすくてバランスが良い。

個人的にはリドリー・スコット監督の『ブレードランナー』に並ぶ傑作だと思っている。

監督■スティーヴン・スピルバーグ
原作■フィリップ・K・ディック
撮影■ヤヌス・カミンスキー
SFX■ILM
音楽■ジョン・ウィリアムズ
出演■トム・クルーズ/コリン・ファレル/サマンサ・モートン/マックス・フォン・シドー
上映時間■145分
製作国■アメリカ

第9位 『ジュラシック・パーク』 (1993) JURASSIC PARK

作品の完成度は抜きにして、マイケル・クライトンの原作、動く恐竜を見事に映像化できた!と言う感動が大きい。
実物大のスケール・モデルやギミック、そしてCGを駆使したVFXで、恐竜を再現して動かしてしまった。

近未来?に、太古の琥珀から恐竜のDNAを復活させて恐竜の動物園を作ろうというもの。
オープン直前に次々とトラブルに見舞われて、恐竜たちは人間に牙をむく。

恐竜が画面いっぱいに動きまわると言うだけで感動的で、映画が「大画面で見せる」ことの大切さを感じさせてくれた。
シリーズ化されて、最新作では「恐竜も慣れてしまえば動物園の動物と一緒」と言うのは、人の欲望の深さを表していて面白い。

監督■スティーヴン・スピルバーグ
原作■マイケル・クライトン
撮影■ディーン・カンディ
特撮■ILM
音楽■ジョン・ウィリアムズ
出演■リチャード・アッテンボロー/サム・ニール/ローラ・ダーン/ジェフ・ゴールドブラム
上映時間■127分
製作国■アメリカ

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