~感動できる映画たち、映画に感動!Can do!~

宇宙人だった?! スピルバーグ監督作品 ベスト+【王様のブランチ】トップ10

第8位 『激突!』 (1971) DUEL

その後、天才とかレジェンドとか言われる人々のデビューは鮮烈である、スピルバーグ監督のデビュー作にして、既に傑作である。
元々はTV用に作られたものと言うのも驚きだけど。

平凡なサラリーマンがハイウェイで何気に追い越しをしたタンクローリー車に執拗なまでに追い回される目に遭う、もちろん理由も判らなければ、タンクローリー車の運転手も出てこない。
ひたすら意味もなく追われる恐怖がそこにあった。

後の『JAWS/ジョーズ』や『ジュラシック・パーク』のベースがここにあり、あくまでタンクローリー車を怪物として、追う者、追われる者という構図の恐怖を見事に描いている
単純な構図だからこそ、スピルバーグ監督の演出術が光った作品。

監督■スティーヴン・スピルバーグ
原作・脚本■リチャード・マシスン
音楽■ビリー・ゴールデンバーグ
出演■デニス・ウィーヴァー/キャリー・ロフティン
上映時間■89分
製作国■アメリカ

第7位 『レディ・プレイヤー1』 (2018) READY PLAYER ONE

2020年5月現在、スピルバーグ監督の最新監督作品。
「AKIRA」「機動戦士ガンダム」「ストリートファイター」「バック・トゥ・ザ・フューチャー」をはじめとする'80年代の日米ポップカルチャーが縦横無尽に活躍するアーネスト・クラインのベストセラー「ゲームウォーズ」を映画化した作品。

現実社会が荒廃していく中、新世代バーチャル・リアリティ(VR)の世界"オアシス"で繰り広げられる、お宝争奪戦を描く。

一昔前には「セカンド・ライフ」というVR世界が流行ったが、インフラが追いつかず立ち切れに・・・
これは、インフラ面では近未来は充実していく中で、社会の格差は広がり荒廃していく、世界の人々はオンラインに生活・娯楽を求めるようになった世界を描いています。

最近は、シリアスな作品と娯楽作品を交互に制作しているような感じのスピルバーグ監督。
今回は、少年たちの冒険というスピルバーグ監督がもっとも得意な物語が展開していく、スピルバーグ監督自身も楽しんで作ったのがわかる作品。
最新のVFXもあり、映画館の4Dで見るのも楽しい作品。

監督■スティーヴン・スピルバーグ
原作■アーネスト・クライン 『ゲームウォーズ』(SBクリエイティブ刊)
脚本■ザック・ペン/アーネスト・クライン
撮影■ヤヌス・カミンスキー
音楽■アラン・シルヴェストリ
出演■タイ・シェリダン/オリヴィア・クック/ベン・メンデルソーン
上映時間■140分
製作国■アメリカ

第6位 『未知との遭遇』 (1977) CLOSE ENCOUNTERS OF THE THIRD KIND

この作品こそが、スピルバーグの伝説の始まり(笑)
最初にも書いたけど、この作品で宇宙人・宇宙船のイメージを決定づけた!と言ってもよい。
未確認飛行物体やら第三種接近遭遇やら、まぁ~言葉まで定着させられて、宇宙人が地球に来る時は、まず最初にアメリカに来る!!と言う定説まで作ってしまった訳(爆)

UFOを目撃した主人公が、ある場所に導かれて宇宙人と出会うまで描いた物語。

なんと言ってもシャンデリアのような宇宙船とか、コンタクトに音や光を使うなど信号と言うものを使ったり、その多様な発想力が素晴らしかった。
『2001年宇宙の旅』のスタンリー・キューブリック監督が哲学的に視覚化(モノリスやラストの光の洪水)していくのに対して、スピルバーグ監督は感覚的に判りやすい表現をする。
そしてジョン・ウィリアムズの音楽も印象的、映像と見事にマッチしていた。

監督・脚本■スティーヴン・スピルバーグ
撮影■ヴィルモス・ジグモンド/ラズロ・コヴァックス
特撮■ダグラス・トランブル/リチャード・ユリシック
音楽■ジョン・ウィリアムズ
出演■リチャード・ドレイファス/フランソワ・トリュフォー/テリー・ガー
上映時間■135分
製作国■アメリカ

次のページへ >

  • B!